23年7月17日第63回兵庫県在日外国人高校生交流会

活動記録

会場:神戸市灘区文化センター 料理室

内容:「多文化料理と進路ワークショップ」

目的: (外国などに)ルーツがあることによっていろいろな想いをした人とルーツがある

人への対応などを深く考える。そして全員が今よりも過ごしやすい環境で生活できるように サポートする一員になる

テーマ:「一期一会 ~ホッとできる友達だち、作りませんか~」

日本、中国、ベトナム、ブラジル、ネパール、フィリピン、エルサルバドル、メキシコ、韓国朝鮮など

様々な国のバックグラウンドを持つ

高校生の交流会での武学活動だった。

参加者は20数名

この会は午前から調理実習して昼食しながらの交流からスタート。

片付けが済み、

午後のスケジュールはリー先生のお話、ワークショップ。と言う流れ。

場の印象は主張を感じない静かな感じ。リー先生の話が始まり、部屋の前の方に座っていた数人に、「何人?」と言う質問をされた。

答えた3人は3人とも答える時に間があり、フィリピン、とか韓国とか、日本ではない方の国名を言った。リー先生が話を進めていき、再び、同じ質問をしたら、3人が3人とも「日本人」と答えた。

私の子供もアメリカと日本をバックグラウンドに持つ日本人だ。

初めて会う人から「何人?」と聞かれ「日本人」と答えると「ちがうやろ?」といわれる。と言う話は何回かきいている。日本に住み、日本語を使っていて、日本国籍でも、外見が違うと「日本人ではない」と言う感覚が、今もあることの現れなのだろう。

「自分は何者なのか?」と言う問いをおそらくしてきたのだろうなぁと推測した。

まだ、日本に住み始めて年月が浅く、日本語があまりわからない人も数人いた。

リー先生ご自身の話をされながら、いくつかの問いかけをされました。

  • 勉強できる人?
  • 日本語できる?
  • Chat GTP知ってる?
  • 大学行く?

シンプルな質問をする事で、自分の進路を決めていく際、「なぜ、何のために」を自分に投げかけるきっかけと、今の世の中と10年後の世の中の認識を促していかれました。

大学の必要性やリー先生の入学せずのキャンパスライフ体験や学費作りの方法など、ほとんどの方がやった事のないような、実体験をお話になられ、反応はあまり見せない子供達でしたが、聴き入っている印象はあった。

根本的なお金を得る方法なども、リー先生ご自身の選んだ仕事の業種やその度ごとに学んだことを話され、私もこういう進路指導を受けたかったな、と思いながらききました。

「10年後にはいまある職業、仕事の殆どはなくなる。」ということを提示した上で、グループディスカッションが始まりました。

  • 今、世界で起こっていることはなんですか?
  • その起こっている事に対して何もしなかったらどうなると思いますか?

この問いに対し、今起こっているネガティブな問題がたくさん出ました。そして、その問題に対して何もしなかったら、地球、人類の滅亡に向かうという事がでた。

  • 10年後、どんな地球、世の中にしたいですか?
  • 10年後、どんな自分でありたいですか?

質問に対し、紙に書くことの大切さ、書いたことが自分の未来をつくる。ということを話されました。

孫正義さんやビルゲイツさんなどの世の中を変えた人は、それを毎日して来た人だ。と話されました。

子供達はそれをどう受け止めたのだろうか?

紙に書く事は、慣れないうちは苦しく難しい。

まずは自分の可能性を信じる事ができないと、なかなか書けないものだと想像した。

リー先生は「問題を解決する力」が人間力。つまり、それが志なのだと、そして、記憶力ではなく、Google、chat GTPを使いこなせる人材が求められる時代なのだと明確にされた。

そして、自分が豊かで素晴らしい状態になると、うまくいくのだ、ということを、ゼロ化でテイクダウンすることを学生達の目の前でみせた。

お辞儀のワークと最後はトレイン。

学生の一人が体験。

正しいお辞儀をリー先生が指導され、トレインで見事に彼のエネルギーが伝わってきた。

体験、目撃した事を学生達はどう感じたのだろう。

今後の選択を考えるときに、今日の体験とリー先生のお話となげかけられた質問、一期一会のこの場を共有した仲間とのディスカッションの何かが役に立つ事でしょう。

このイベントを支える卒業生、先生の思いを彌榮でお聞きする事ができました。参加した学生の主体性とやりたい事を尊重されていらっしゃいました。

参加したスタッフもこの現場から得たものが今後の活動、取り組みに、反映されていくのだろうと感じました。

国とか人種とか生い立ちとかを超えて、この地(日本列島)とこの地で育み縁がある方は調和を感じる素地があり、そういう力に溢れていると感じました。

ありがとうございました。

文:Ryoko Neville

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