23年9月15日関西波動団@伊丹ホール

活動記録

2023年9月15日 金曜日

9月13日大阪にて波動太極団稽古会の活動報告

午前は三国志祭と武術祭の衣装と音楽を決める。

午後は李先生から蘇東成老師の指導根幹理念のお伝えから始まった。

本日のトピック

迷信の猛獣と八勢 四正と四隅 

ポンはピンであった!

迷信の盲従からの脱脚

  • 1)他律から脱脚=自律
  • 2)枠組みからの脱脚=枠外
  • 3)部分情報からの脱脚=全体
  • 4)定型定式(守破離の守)からの脱脚 =自由創造

これら四つの要素を以て進化と呼ぶ

武とは戈・兵器を止める術を持っている事が前提である。

武の要素がないものは武を使うべきでは無い。

武器を止める概念・計画方法・実体的訓練を経てはじめて入門となる。

守破離について 

先ずはここから始まる。

仕入れ稽古 守破離の守

練習稽古は自学自育 

体得稽古 守破離の守

教えながら学ぶ共学共育 自分の学び体得のために教える。

活用稽古 守破離の破

ほぼ実践 色々なシュチュエーションで繰り返し稽古

その次の段階

訓練 相乗 守破離の離

体得したもの同士が新たな境地を発見する為(定型定式では対応出来ない)

蘇老師曰く「いつまでも練習するな!」

そして鍛錬 創育 新しいものを生み出す事で自らを育むクリエイター。

蘇老師からの重要なお伝えを頂いた後対人稽古が始まる。

  • 1)接触回避 相手からバイオレンスを引き出さない接触稽古
  • 2)0.1ミリずつの感覚で手の平で相手に触れて接触感覚を自分の全細胞にフィードバックして行き相手をテイクダウン
  • 3) 2の正しい接触からの可逆
  • 4) 二人からの接触回避 

続いてに接点からテイクダウンへ 難しかった!

  • 5 )相手は片腕又は両腕で接触 接点を支点に肩・弓歩やスーリューブーなどで回避 首絞めに対しては支点をずらす
  • 6 )両腕で相手をグラップ 殴られない距離に入り込む密着して波動を起こす稽古
  • 7 )グラップされた側の人が波動で回避する 
  • 8 )相手接近に触れた感覚からの推手稽古
  • 9 )手より運動が大きい脚を使う。 蹴って来た接点を繊細に感じて回避しながら相手の支点を使い最小限のエネルギーで崩す。

蘇老師のお伝え

人の反応を相対物理で理論化した八勢の説明

四正 東西南北 掤、捋、擠、按で制御

※相手に対するポジショニング・距離 ポンリーチーアンで制御

 相手に対して殴られない位置

相手に対して四つの場所を認識して正しい位置に行けているか?

正面 危険な場所 左足前同士で対峙 関係性は対等

依って相手が功夫 経験 スピード パワーが上ならば負ける。

相手に対して優勢な場所を優勢区域

四隅 東西南北其々の間を指す四つの隅 北西、西南、北東、南東

※空間に対しての制御ポイント 採、烈、肘、靠で制御

 相手をテイクダウンする位置であり方向でもある

右足前同士で対峙 関係性が対等ならば前述の通り。

依って優勢区域から四隅へテイクダウン。

太極拳とは十三勢であると伝えて頂いた。

十三勢とは膨、捋、擠、按、採、烈、肘、靠、進、退、顧、盼、定である。

古来、陳式拳 柔拳と呼ばれ現在は多種多様の太極拳があるが抽象的で内容が伝わりにくい。

ここで又々重大発表

掤・ポンは実は膨・ピンであった。

膨・ピン 縮伸 縮んで息を吸込み開いて行く動き。即ち膨らませる。

1)膨らんで 膨・ピン 2)引き込む 捋・リー 3)挟み込む 擠・ジー 4)両手で制御する アン・按

対人稽古 

1)膨・ピンで推手 手首・肘・相手の手の平に同じ圧力をかけて相手が少し動く事を確認後、息を吸って膨張させて行くと相手が動いて行く稽古。

2)相手が接近して来た所に先ほどのピンで触れた瞬間に相手を跳ね返す稽古

対人稽古再開

ピンから相手に対して前に出ている手で肘を取りリーで引き込み優勢区域を確保した所からなんでやねん打ち込みを止められた所から空いてる手から肘へ波動を送ってテイクダウン

捋・リーのグラップは握る操作

グラップの説明 

三種類 

掴む 指で操作

握る 手の平で操作

抱える 腕を使って操作

膨・ピンから引き込む際になんでやねんの打ち込みも止められ相手の肘が顎をついて来た場合に点穴を掴む操作の稽古 

これは筋肉に指が食い込み痛くて身体が伸び上がる。

鞭手の排打功 手の平と外側両面を使った排打功

今回の稽古は蘇東成老師と李先生が融合した創造に満ちた素晴らしい稽古会でした。今回は特に情報量が多い印象。

太極拳を始めた頃は動きながら何をしているのか理解出来なかったが段々と理論の構造が明確になるにつれて身体の動作と一致し始めた瞬間もあったかもしれないと感じた。

今回久々に本番の弥栄すし楽に参加。

心から幸せを感じた稽古会でした。

文:中林 仲哉

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