月に一度の関西酔八仙之術稽古日でした
自他不敗の精神
格闘技は、「相手を倒そう」として、心のぶつかりを生む事が多いのですが、武術は真逆なのです。
武術では、 「いかに相手を守ろうと思う事ができるか」 「相手に感謝し、相手の幸せを願う事ができるか」 が重要となります。(正確には、格闘技においても、極めている人は、その状態となります。) これが先達が行きついた究極の概念です。
つまり、自分も負けない、相手も負けさせない、という、「自他不敗」の精神です。相手を 壊す事ではなく、相手を思う事で、祈りの状態が作れるのです。
その相手を思う祈りの気持ちの度合いが、「功夫」とも言えます。 功夫を積めば積むほど、精神性は高まり、恐怖は消え、悪いエネルギーを受けなくなり、抽象度は高まっていきます。また、連動して、身体の使い方が変わっていき、武術における様々な技が使えるようになります。 そして、普通の人が捉えられない、抽象度の高い情報をキャッチする事ができるようになります。
ゴールにはいきなり到達できるけれど、それを維持する修行(功夫は積む事)は必要。 これが武術の全体像です。 高い感覚の状態になると、身体のエネルギーの滞りがなくなり、エネルギーに満ちた「非常に高い感覚」となり、達人の動きが自然とできるようになります。
単純に武術を学ぶ事自体も楽しいのですが、更に、医学やビジネスを、肉体を通して学ぶ事ができる、という楽しさもあります。 ひとそれぞれ、仕事や興味はいろいろですが、それを極めていくと「ビジネスを学んだ先に見える世界、医学を学んだ先に見える世界、武術を学んだ先に見える世界、これらは全て繋がっていて、同じ世界を異なる切り口で見ているだけである」ということがわかる瞬間があります。
むしろ、武術を通して、全てに通じる高い感覚の状態を肉体にインストールさせる事ができる、のです。武術は、再現性が非常に高く、教わった通りの動きをするだけで、日常の感覚では考えられないような現象が簡単に起こせてしまうのです。
感覚を上げる時に邪魔をするのが、「自分には無理」というメンタルブロックです。 しかし、自分には絶対に無理と思っていた現象が起きた時、そのメンタルブロックが外れるきっかけとなります。 もちろん、それで「自分は凄い!」と勘違いしはじめるとおかしな方向にいくのですが、そうではなく、それを多くの人の幸せの為に使おうと考え、きちんと学ぶ事で、より抽象度の高い感覚を得る事ができます。
ただ、それは非常に微細な動きであるがゆえに、ビデオで学ぶのは限界があります。 その場で、直接インストールするからこそ、身につける事ができるのものです。 なので、オンラインだけでなく、「直接リアルに会場に来て講座を受ける」ことが重要ですし、基本的に毎月リアル講座に参加する前提でお申し込みください。(酔八仙之術HPより一部抜粋)
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